施工・サプライチェーン公開 2026年3月7日更新 2026年10月31日

石狩市沖洋上風力:有望区域の協議会と11事業者の環境アセス

北海道石狩市沖は、海洋再エネ整備法(洋上風力のために海域を使う手続きを定めた法律。2026年4月の改正で、旧称の「再エネ海域利用法」から名前が変わりました)にもとづく有望区域です。2026年2月6日に第1回法定協議会が開かれ、指定に向けた協議が始まりました。環境アセスの配慮書は11件と、有望区域の中で最も多く出ています。有望区域は、促進区域の候補として、国が協議会を通じて具体的に協議する区域です。協議会で意見がまとまると、促進区域の指定に進みます。

このページは、区域がいまどの手続きにあり、次に何が決まるかを一次資料で追うためのものです。毎月更新します。

1. 石狩市沖の現在地(2026年10月時点)

区分有望区域
発電方式着床式(海底に基礎を固定する方式)を想定
協議会第1回を開催(2026年2月6日)
環境アセス11事業者が配慮書
次の手続き協議会での協議と、協議会意見とりまとめ
出典:資源エネルギー庁、国土交通省、環境省、関係自治体の公表資料。

2. 指定に向けた協議:ここまでの経緯

時期出来事出典
2026年2月6日第1回法定協議会(国・県・地元自治体・漁業者などが区域の使い方を話し合う場)(札幌市)北海道

3. 環境アセスの状況:11事業者が配慮書

環境アセスメント(環境影響評価)は、配慮書、方法書、準備書、評価書の順に進みます。配慮書は計画の最初の段階で環境への配慮を示す書類、準備書は調査・予測の結果をまとめた書類です。石狩市沖を対象にした配慮書は11件で、いずれも配慮書の段階です。港湾区域で運転している石狩湾新港洋上風力発電所は、この区域とは別の事業です。

事業名事業者段階公告
(仮称)北海道石狩市洋上風力発電事業住友商事株式会社配慮書2023/10
(仮称)石狩市沖洋上風力発電事業関西電力株式会社配慮書2023/02
(仮称)石狩市沿岸洋上風力発電事業石狩湾洋上風力発電合同会社配慮書2022/04
(仮称)石狩湾洋上風力発電所日本風力開発株式会社配慮書2022/02
(仮称)北海道石狩湾洋上風力発電事業丸紅株式会社配慮書2021/02
(仮称)石狩湾オフショアウィンドファームジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社配慮書2020/11
(仮称)石狩湾沖洋上風力発電事業株式会社グリーンパワーインベストメント配慮書2020/11
(仮称)石狩湾沖洋上風力発電所建設計画株式会社JERA配慮書2020/08
(仮称)石狩湾洋上風力発電事業シーアイ北海道合同会社配慮書2020/07
(仮称)石狩・厚田洋上風力発電事業石狩湾洋上風力発電合同会社配慮書2020/07
(仮称)北海道石狩湾沖洋上風力発電事業コスモエコパワー株式会社配慮書2019/08
出典:環境アセスメントデータベース(環境省)(2026年10月31日取得)。

4. 区域の条件

水深20〜50mの範囲が有望区域になっています。利用港湾には、区域に近い石狩湾新港が想定されます。

同じ前提で他の区域と比べた発電コストは👉 洋上風力「有望区域」の投資採算性:LCOE・IRRで分析 にまとめています。

次に確かめる点

  • 第2回以降の協議会。協議の進み方が、促進区域の指定時期を決めます。
  • 協議会意見とりまとめ。漁業との共生や地域振興の条件がまとまると、促進区域の指定に進めます。
  • 毎年の区域整理。国は毎年、促進・有望・準備区域を整理して公表しています(前回は2025年10月3日)。

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